MTGのセットのお話(後編)
前編は下記から
後編はローテーションとベテランプレイヤーが初心者の方へどう伝えればいいかについての一案の提示です。
前編で書いたスタンダードセットの発売時期はご理解いただけたでしょうか。
これで終わり…ではなく、スタンダードは使えるセットが決まっています。
それをローテーションと呼びます。
ここではそのローテーションについてのお話です。
改めてスタンダードセットの発売時期はこうなっていました。
・9月末か10月頭の金曜日
・1月末の金曜日
・4月末もしくは5月頭の金曜日
・7月上~中旬の金曜日
スタンダードで使えるカードセットの数は最小5、最大で8です。
セット数が5になる条件は9月末か10月頭のセットが発売されることです。
今であれば9月25日に発売される「ゼンディカーの夜明け」が発売されたタイミングでスタンダードで使えるセットが5に減少します。
5になったときに残るセットは新しいセットから5つまで、です。
実例をあげます。
9月24日までのスタンダードで使えるセット
ラヴニカのギルド(2018年10月5日発売)
ラヴニカの献身(2019年1月25日発売)
灯争大戦(2019年5月3日発売)
基本セット2020(2019年7月12日発売)
エルドレインの王権(2019年10月4日発売)
テーロス還魂記(2020年1月24日発売)
イコリア:巨獣の住処(2020年5月15日発売)
基本セット2021(2020年7月3日発売)
9月25日からのスタンダードで使えるセット
エルドレインの王権(2019年10月4日発売)
テーロス還魂記(2020年1月24日発売)
イコリア:巨獣の住処(2020年5月15日発売)
基本セット2021(2020年7月3日発売)
ゼンディカーの夜明け(2020年9月25日発売予定) New!
という感じです。
このセット増減は毎年9月末もしくは10月頭のセットが発売されたら常に発生します。スタンダードはローテーションが発生するフォーマットなのです。
基本的にこの4回のタイミング以外で発売されるセットはスタンダードでは使えないので初心者の人は無理に購入しなくてもいいと思いますが、例外がいくつか。
例えばイコリア:巨獣の住処と同時に出た「統率者2020」は同名のカードがスタンダードセットに含まれていない限りスタンダードで使えるセットに含みません。
ダブルマスターズに含まれるカードも同名カードがスタンダードセットに含まれなければスタンダードでは使えません。
逆に古いセットのカードでも今のスタンダードに同名カードが含まれていれば使用可能になります。
最後に。ベテランプレイヤーが販売される各セットについて初心者にどう伝えるかの案として。
こういう分類はどうでしょうか。
・スタンダードで使えるセット
・ガチ対戦向けセット(モダンホライズン、マスターズセット)
・多人数向けセット(統率者セット)
・パック剥くのが楽しいセット(アンシリーズ、シークレットライアー)
・その他(スペルブックシリーズ)
あくまでもスタンダード基準なのですがこう分類することによってあれこれ出るセットについて初心者の方にも伝えやすくなるのではないかと思います。
最後若干駆け足になってごめんなさい。
それでは。