つぶやきばやし

あれこれとつらつらと

先日の発表から浮かぶ答えの出ない問い

お久しぶりです。

今日のお話はこちら。

この先の中身に触れる前に一読することを非常に強く推奨。

 

mtg-jp.com

 

ざっくり書くと

非電源系のゲームであるTCGマジック・ザ・ギャザリング

最近展開し始めたデジタル版マジック

マジック:ザ・ギャザリング アリーナ(MTGアリーナ)」を用いて

eスポーツに参入する、といった話。

 

それ以外に書いてあることは僕の偏見をたっぷり加えて書くと

「既存のマジック・ザ・ギャザリングのプロはほとんど廃業ですよ」

ということ。(首を傾げた方はもう一度上記リンクを読んでいただければ)

 

正直、この発言を見て僕は心底憤慨した。

非電源ゲームとして25年積み上げてきた誇りを、

ただの流行に安易に流されて奈落へぶん投げたと受け取ったわけです。

こんなこと許されるはずがない。

加えてマジック・ザ・ギャザリングにはずっと前からオンラインで遊べるツールが

存在している。

それについては完全になかったことにしているのだから、余計にたちが悪い。

 

僕個人のツイッターではこの発表を受けて怒りの発言を繰り返した。

ただ、どうすればいいのかという意見を生み出すまでにはまだ至っていない。

 

起きるかもしれない負のサイクルの例。

 

・アリーナ中心の新規プレイヤーが増えてしまうことで

 現物のカードがますます売れなくなる

・そのため一部の専門店以外での取り扱いがなくなる

・対戦場所が限定されてしまい、モダンより古いフォーマットの参入障壁が高くなる

・プレイヤーが少ないフォーマットが徐々に削られていく

・アリーナでできるフォーマットのみが残る

・現物のカードを使ったマジック・ザ・ギャザリングが失われていく

・完全デジタルゲーム

 

これを負のサイクルと呼んだ理由はたった一つ。

デジタルゲームになってしまっているから。

TCGである以上、現物のカードを使って遊ぶことが第一目標でなければならないと

僕は考えています。

その機会が徐々に失われている現状で

アリーナを猛プッシュすることは逆効果だと思うのです。

ますますカードが売れなくなって、衰退するんじゃないかと。

 

他にも、既存プロに対してあまりにも対応がひどいと感じたのも怒りの理由。

朝令暮改ともとれるプロツアー回数の変更。

プロポイントシステムの凍結。

殿堂プロに対する敬意のなさ。

世界選手権をボイコットしたGerry Thompson選手の声明を

見たときに感じた怒りが再度噴き出してきた。

 

日本公式に意見を送ればどうにかなるのだろうか。

不買運動をやればいいのだろうか。

もう少し考えて、ここでまとめたいと思う。

 

現時点で浮かんでる疑問。

 

どうしてデジタルマジックの存在を卓上マジックと同列に扱うのか

そもそも「マジックのプロ」とはなにか

明らかに卓上マジックや今までの歴史を
蔑ろにする変更が非常に多いが
ユーザーが本当に望んでいることなのか

ここまでデジタルに肩入れする理由は何か

アリーナが初心者導入に使えるという確信はどうしてか

卓上マジックの初心者導入が失敗した要因を分析しているのか

なぜわざわざeスポーツという新興の仕組みに組み込もうとするのか

現社長に問いたい。TCGとは何の略なのか

今までのプレミアイベントで今回のような賞金が出せなかったのはなぜか

日本でMTGに(表向き)無関係だったCygamesさんのスポンサードを
潰してしまったのはどうしてか

世界各地でのスポンサーがTCGのショップでしかない件について
デジタルで拡大できると考えている理由は

明らかに公平性を欠いているように見受けられる現在の
社内体制について批判はないのか

 

まとまりのない文章でごめんなさい。

ご意見等はハンドル出したうえでコメントでお願いします。